犬舎のこと,純子のひとりごと

沢山の生徒に愛されたペロちゃんの思い出♪

2019年6月10日

 

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「今から犬を保健所に連れて行ってきます」用務員さんの声に慌てました。
部活で女子生徒の軟式テニスの練習中、サーブしたボールを犬がキャッチ
したのです。

犬とは数か月前から中学校に住みついている女の子のペロちゃん!
首にうす汚れた細くなった布がまかれてあり、以前飼われていたのが捨て
られたか、迷子になったか・・・。
随分と、生徒や父兄、教職員に尋ねましたが不明です。

生徒数約900名、教職員40数名のマンモス校で大勢の皆からよく可愛がら
れて住みついていました。
私は学校事務員として勤めて、生徒と同様にペロちゃんが可愛くてたまり
ませんでした。

しかし、みごとなボールへのタッチは、度重なり用務員さんの出番となっ
たみたいです。
勤務時間が過ぎていたため、私は「連れて帰りますね」と言って抱いて自転
車の前かごに乗せ、結構大きいため片手でペロちゃんの片足を握り片手で
右ハンドルを持ってひょろひょろしながら15分位歩いて自宅に帰りました。
夫は会社から帰宅後「明日小屋を作ってやるぞ!」と、娘たちは大よろこび!

狭い我が家、玄関付近ににわか作りの小屋を置いて首輪とリードでしっかり
とつなぎました。
フードに人間の物いちぶをくわえ与えると素早くたべてくれました。
14日後の早朝に小屋付近に土の山が出来、その中でピーピー言っている真っ
白な赤ちゃん犬を発見!
11月初旬の寒い朝、ぺろちゃんは6匹出産したのです。
もう、私はペロちゃんが妊娠しているとは知らず、肌寒いのに外に出して餌
も1匹のみと思って沢山あたえていなかった自分がいたらなかったとペロちゃ
んが可哀そうで涙がとまりませんでした。

男の子5匹、女の子1匹は可愛くて人気があり、生後1ヶ月半には凄い勢いで
もらわれていきました。
その思い出が強烈で娘も私も忘れられず、数年後にはMダックスのブリーダー
になりました。
ブリーダーのきっかけを作ってくれたペロちゃん、ありがとう!!

写真は生後1カ月半のMダックスです。
写真は生後50日のボロニーズです。

 

 

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