ひとりごと,純子のひとりごと

雑記帳の思い出

2016年11月28日

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一週間にいちど、園子ちゃん(仮名)とピアノにはりついていた小学校2年生だ
った自分。
その他の日はみどりちゃん(仮名)と近所の小学生と暗くなるまで、よく遊んで
いました。
みどりちゃんの門の前には大きな看板があり、おじいさんが書いたという言葉
がひらかなで書かれてあり、その言葉に私は目が点になりました。

なせばなる なさねばならぬなにごとも ならぬはひとの なさぬなりけり
その言葉をだれが一番早くおぼえるか?と、競いあいました。
結果は不明ですが、その当時の事が一冊のノートに雑ながら書かれています。

母から「純はすぐ忘れる癖があるのでこれに書き入れなさい」と、一冊のノート
をもらいました。
気の遠くなるような昔の出来事を覚えているのではなく、書かれている事柄を
繰り返し見るうちに頭の中にインプリントされ、反芻する事によって最近の事
のように思い出されているのかも知れません。

なせばなる・・・の意味は当時何もわからず、リズム的な言葉に魅力を感じた
と思います。
しかし、何事も一生懸命に頑張れば何でもできますよとの意味。
上杉鷹山の素晴らしい言葉とは知らずに大好きになったこの言葉、弱気になっ
た時におおきな声でなせばなる・・・と、ときどき口にします。
なんとなく勇気が湧いてきます。
小学校2年生の時、友達と競いあって覚えた自分を少しばかり誇りに思います。

写真のSLは数年前に撮ったもの。
子供時分、山口線の周防下郷駅の近所に住んでいました。
当時、SLが頻繁に走り凄みがありました!

 

 

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