純子のひとりごと

がんじがんじしてね!!

2024年3月4日

私が11歳の時、2歳の子の命を助けた事があるのです。

母の勤務が公休の時、親しい人が孫を連れて来られた日の事。
お土産でいただいた菓子と飴玉を頬張りながら話をしているとき。
幼い男の子が私の目の前で突然飴玉2個を一緒に口にほおりこんだのです。
その直後、甲高い声で激しくせき込み目を白黒・・・大変!
おばさんは背中をさすって「出しなさい早く・・・」おばあさんは大声で
叫び、その子はもう、フラフラしながら倒れてしまったのです、もう大変。

私は咄嗟に自分の左膝を曲げてその子を膝の上にのせて背中を酷く叩きました。
10回位・・・すると1個ポロリと出てきました。
2個入れたのを見ていたのであと5回位思いきって叩くとつるっと出てきました。
小さい男の子は大泣き、良かった、私はうれし涙がとまりませんでした。
学校で聞いた事があり、咄嗟にとった行動が2歳の男の子が助かった。
その子のおばあさんは「2個もいっぺんに口に入れたらだめよ」と・・・。
私はそのおばさんからほめられなかったが母が「良くやったねー!」と。
幼い子には無理ですね、あぶないものは与えない事。 (当時の日記の内容から)

もう一件…独身時代、保育園勤務時の事。
園児と一緒に昼食をとっているとき、K君がスプーンでご飯を山盛りいっぱい口に
入れ、うまく入らなかったので空いた片手で口に押し込んだのです、その直後いき
なり激しくせき込み・・・私はいきなりひっかき出しました。
「駄目よ少しずつ口に入れてがんじがんじしてごっくんと飲み込むのよ!」と・・・。
その日から毎日、皆に「がんじがんじしようねー!たくさん噛むのよー」と・・・。

私が幼い時、食が細くのらりくらりとたべる癖のあった私に対して母は「がんじがんじ
するのよ、そう凄い食べるの早くなったねー!」
その言葉を思い出したからです。

園児たちから「先生もがんじがんじしちょるか?」
「もちろんよ~」と言った毎日・・・皆と一緒の賑やかな昼食時でした。
その後の一緒の昼寝は、園児からときどき起こされる新米先生でした。

幼児時期は家族の方の良く噛んで食べる事をしっかりと教える事が必要だと思います。
(当時の日記の内容から)

写真は若い頃の夫とボロニーズ
写真は切手のモデルになったダックスのメガロちゃん

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